
これまで当社では、事務所メンバーが交代で休憩室やトイレの清掃を行っていましたが、通常業務と並行しての対応のため、
「時間に追われて十分に行き届かない」
「人によって仕上がりにばらつきが出る」
といった課題がありました。
また、SMILE-LABO HIROSHIMAの農園でも、園内清掃や剪定枝の回収などに手が回らず、本来の業務が遅れていくという状況が続いていました。SCRATCHの取り組みを知ったとき、正直なところ不安の方が大きかったです。
「正直、抵抗がある」
「コストを払うなら、もっとやってもらわないと困る」
「できないならやめた方がいいのではないか」
と社内からも様々な声があり、導入を迷う場面もありました。
しかし、実際に関わってみて感じたのは、問題は「できるかどうか」ではなく、
「どう任せるか」だったということです。
作業を整理し、手順を明確にし、誰がやっても同じ品質になるようにする。その過程で、私たち自身の業務の曖昧さやムダにも気づき、結果として仕事全体が整っていきました。
現在は、
◉ 食堂・休憩室・トイレなどの清掃業務
◉ 農園での園内整備や収穫準備作業
などをお願いしています。
導入後は「時間」と「環境」の変化がありました。掃除にかけていた時間が減り、本来の業務に集中できるようになりました。そして何より、トイレや休憩室が常にきれいな状態に保たれ、働く環境が大きく改善しました。農園でも、炎天下や極寒の中でも黙々と作業される姿に、スタッフが刺激を受け、作業効率や意識の向上にもつながっています。
また、印象的だったのは、ある社員の一言です。「挨拶はしているけど、名前が分からないから声をかけづらい。名札があれば、もっと関われるのに。」という声があり、名札の着用をお願いしたところ、快く対応していただき、 現場でのコミュニケーションも自然と増えていきました。「距離」が「関係」に変わった瞬間でした。
今回の取り組みを通じて感じたのは、
「最初から完璧を求めなくていい」ということです。
小さな仕事から関わることで、会社の中にも変化が生まれ、新しい可能性が見えてきました。この取り組みは、社会貢献のためだけのものではありません。
・人手不足の解消
・業務の標準化
・組織の意識改革
を同時に実現でき、これは福祉ではなく、会社を良くする経営の取り組みだと感じています。
もし、
「どう関わればいいか分からない」
「不安があって踏み出せない」
と感じている企業の方がいれば、まずはできることから関わってみることをおすすめします。
そこから見えるものが、きっとあると思います。
もし同じように
「何から始めればいいか分からない」
「不安があって踏み出せない」
と感じている企業の方がいれば、まずは小さな仕事からでも 一度関わってみることをおすすめします。そこから新しい可能性が見えてくると思います。